【インド映画】パットマンを観て

 
 
インド映画を観てきました。久々のボリウッドです。

「パッドマン 5億人の女性を救った男」

生理用品のナプキン(パット)を作るコメディなお話なのですが、
 笑いあり
 涙あり
 感動あり
 映像が綺麗なので旅行に行った気にもなれ
喜怒哀楽の展開の速さにあっという間に時間が経ってしまった映画でした。

有名なインドの映画「きっとうまくいく」に通ずるものがあって
奥が深い。
私自身大満足なので下に感想を書きました。
これからの人もいるとおもいますので、
以下ネタバレになるので、これから観る人は読まないでね。



インドでは、女性の生理の期間

台所に立つこと、料理をつくること
触られることもNGだったりします。
学校も休んだりします。

生理=汚らわしいという概念があって

男性に生理のお話をすることはタブーとされています。

またインドの生理用品は輸入ものなので高額
村の貧乏な家庭では買えません。
何を変わりに使っているかというと
ボロキレや雑巾の様な布で衛生的衛生的にも良くなく
それが原因で子宮の病気や最悪亡くなる人がいるようです。

そんな生理事情を知ってしまった、主人公の男性は
妻に生理用品を使ってほしいと思っているのですが
金額が高いので、奥さんは使おうとしませんでした。

だったらと、旦那さんが作るのですが
インドでは生理はタブーとされているので
開発中に小さな村から変人扱いをされ
奥さんも、批判されて実家に帰ることになってしまいました。

主人公は、自分のやっていることが正しいことだと
信念をもって生理用品の開発に頑張ります。

そして、ナプキンを作る機械が完成して表彰されます。
インドで認められ、アメリカでも認められ
生理用ナプキン1つのことで
女性の差別や
社会の自立、雇用まで変えていくのです。

私が一番感動した部分

主人公はナプキンを作る機械を
特許として申請することで
お金儲けができるはずでした。

でも、彼はお金儲けを望んだのではなく
女性が安く買える生理用ナプキンを普及させたい
マネーマンではなく、パットマンなのだと

自分の利益ではなく、
女性たちがナプキンを安く買えるよう
仕事がない女性にナプキンを販売し生活ができるよう
システムを作り広げていきました。

普通の人なら特許を申請して
お金持ち。社長になる。
という選択をすると思いますが
そこで、自分の最初の目的(=幸せ)
にぶれないところが、素敵でした。


久々お勧め映画でした。