第15回統合医療学会

週末に、第15回統合医療学会IMJ埼玉大会に行ってきました。








私は、医師(=西洋医学)と相補や代替医療(ヨーガ療法や鍼灸、栄養管理などなど)のタッグを組む医療(=統合医療)でヨーガ療法を広めていけたらと思いこの統合医療学会の認定ヨーガ療法士に所属しております。

今回は、震災復興に向けた統合医療のこれからや、
がんに対する統合医療の将来。
そして最先端医療と統合医療についての報告を聞いてきました。

その中で、がんに対する医療では、がん患者は、
科学的根拠に基づく医療のみを求めているのではなく、メンタルな部分も必要としていること。
ということは、がんになることで病気のこと。今後の自分自身のこと。
精神的にも思いを巡らせてしまうので、
一度心を落ち着かせ安定させた状態に戻していくことを必要としている。
手術をすることや薬を飲むこと。
病気を治すこと以外に不安を取り除くことも大切な医療として注目されていました。

勿論。ヨーガ療法は医療でありませんので治すことはできないのですが、
病気になったり不安を抱えている状態から少しでもリラックスして不安を取り除くことがヨーガの得意としている分野であります。

今回は、ヨーガ療法のシンポジウムも行われており、心療内科とヨーガ療法、震災のボランティア活動、原発に対するヨーガ療法が報告されていました。

いつも思うのですが、ヨーガをしている人は震災時にも強いということです。
東北で家を流されがれきの前で笑顔で映っているヨーガ療法士の写真を見ました。
写真の背景は家の跡形もない場所でしたが、
家があったと思われるところに少しだけスズランの花が咲いていて、
生きているということを感じたそうです。
家族を失ってもヨーガ療法のボランティア活動をしている方がいて、本当に頭が下がる思いでした。

他にも、チェルノブイリ原子力発電所事故での被災者にヨーガ療法を行ない、身体的の変化が顕著に表れたという症例を聞きました。

興味のある方は教室の際に聞いてくださいね。

これからの時代、自分で自分の体を見つめ。
心と体を健康に過ごしていけたらいいなぁと改めて思いました。