ブリハッド・アーラニァカ・ウパニシャッド




先日のこと。
「ブリハッド・アーラニァカ・ウパニシャッド」
の講義を受講してきました。















そもそも「ウパニシャッド」とは、サンスクリット語で「近くに座る」という言葉で
師匠の近くに座り教えを聞くという意味でしょうか。
古代から伝わるインドの経典で、ヴェーダンタ哲学に属しています。

このヴェーダンタは「不二一元論(ふにいちげんろん)」で
2つとなって1つ。梵我一如とも言いい
ブラーフマンとアートマが1つになるという意味です。

最終的には、この世は、すべてマーヤ(=迷妄)である。
幻のようなものというこどでしょうか。

それだけ聞くと何だかよく分からなくなっちゃいますよねw

ですので、ヨーガは、体を動かすアーサナ(タントラ)から始めます。
体を動かすとスッキリしたり心が落ち着いたりするのが顕著に表れるのではじめやすいのです。
それからヨーガスートラ(ヨーガの経典)につなげ
ヴェーダンタにもっていく順番が分かりやすく出来るとのことでした。

さて、今回のウパニシャッドの内容は、

「この世は、①名称 ②形態 ③行為 3種のものによって成り立っている」
「勿論、言葉(音)は種々の名称の源である」

例えば、新製品に名前を付けると、商品がはじめて存在したものとされるように、
そうすることで、名前を付けるということが苦悩の始まりだと説明していました。

様々なものを区別したり、名前をつけてしまうから
愛着がわき、苦悩が始まるということです。

例えば、犬を飼って最初は可愛くて幸せを感じます。
でも犬が病気になると悲しくなりますし、
早く元気になってほしいと願います。
犬が亡くなればさびしくて悲しくてもう犬は飼わないと思ったりします。

こうして犬を飼うことで
様々な苦悩が生まれます。

でもそういうことってありますよね。
人間ですから。
(私も実家で犬を飼っていて可愛くって可愛くって飼い主バカですしw)

そしてそういうすべてのことがらは良い悪いではなく
ブラーフマンであり、アートマンである。

結局は、全てつながっているので大丈夫なんだ。ということなのですが、

フムフムと思いながら、
本当のところ理解はできていません。

それでも面白いと魅力感じる
ヴェーダンタの紹介でした。